ピカソ
芸術とはわけがわからないもののことだと、皆に誤解させた天才、ピカソ。
時空のひずみにはまり込んだような歪んだ絵は、私にはいまだ理解できない。しかし、そのピカソが裸婦なんかを描いているとわかると、なんだかぐっと身近に感じられる気がする。
一番目は、そんなの描いていいのかという、えー、まあ、女性のアレである。二番目はお互いに握ったり指を入れたりしている男女。この二つが芸術だといわれても、単なる落書きじゃないかと反論したくなる。
三番目はようやく芸術らしくなるが、異次元の人が数人混じっている。
とにかく、あまりいやらしくないのだけは確かである。
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