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世田谷美術館で見仏1

まだ中国国宝展編が終わっていないが、並行して世田谷美術館編を始めたい。

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▲吉野・熊野・高野の名宝

仏友会のたけながさん がすすめてくれた展示会だ。でっかいナントカがすげえ、ということらしい。ナントカの部分はなんだっけな、今調べたら「蔵王権現」だということだ。スキー場の神様のような名前だが、そんなにでかいなら見てみたい。

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▲世田谷美術館到着。もはやあたりは暗い

暗くなるころ、世田谷美術館に到着した。時刻は4時40分。

別に忙しかったとか用事があったってわけじゃなく、出かける踏ん切りがつかずにうだうだしてたら時間が経ってこんな時間になってしまったということだ。なんだそれは。

しかも、電車に乗って最寄り駅の「千歳船橋」に来るまではよかったのだが、道に迷ってタクシーに乗ったのだ。無駄な出費。

タクシーの運ちゃんによると、世田谷美術館の周辺は、休日だとものすごい混雑で大渋滞が起こるとのこと。そんなに人気あるのか、美術館。

とにかく、時間もないので急いで美術館に身を滑り込ませた。簡単に言うと自動ドアをくぐって入ったということだ。

入場料は1200円。展示室への道のりがわからずうろうろしていたら、楽屋みたいなとこに出た。展示の準備をしているらしい。それはいいのだが、なぜか黒いスケスケの服を着替え中のおばさんを目撃してしまった。うわあ。

何の用があってそんなところで着替えをしてるんだ。私は元来た通路を戻り、展示館への通路を発見した。発見したというか、ちゃんと案内板に書いてあった。

チケットの半券をちぎられた。こう書くと、チケットを無理やりひったくられ、目の血走った大男が口の端からよだれをたらしながら乱暴にびりびりいっと半券をちぎったところを想像するかも知れないが、小柄なおばさんがぴりぴりっとちぎってくれたので安心してほしい。そんな想像しないですか。

少し進むと音声ガイドの聞こえるヘッドフォンを貸し出していた。どういう仕組みなのか、展示物の前に立つと解説が聞けるのだ。有料だ。

貸し出し係のねーちゃんは、こちらを一切見ず、帰り支度なのかあちこちを片付けながら、時にはこちらに背を向け、案内のセリフをしゃべていた。不気味だ。デニーズやブックオフも、客の方を一切見ずにいらっしゃいませー、などと言ったりするが、それに通じるものがある。

そんな態度が気に入らなかったので、というか、予備知識なしで色々見たかったので借りずに進んだ。とか言いつつ、無料だったらきっと借りてた気はするな。

とにかく、見ていくことにしよう。


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